昨日、やっと仕事が一段落しました。なんとか締め切りを落とさずに済みました(笑)。
でもやっぱり、締め切り前はブログとの両立は難しいです(苦笑)。
子どもたちの春休みは、いつも、机やリビングの勉強場所の整理・入れ替えをしています。新しい学年の教材が入るように、古いものや捨ててもいいものは処分します。
子どもの何年か前の家庭学習ノートが出て来て、処分すべきか判断するためパラパラと中を確認していたら、ある出来事を思い出しました。
小学3年生の頃の息子は、とても字が汚く、筆圧も弱く、家庭学習も、とりあえずノートの1ページを埋めることに注力していた時期でした(苦笑)。
必然的に、一文字が大きく、余白もたっぷりすぎるほど取り、スカスカの状態で提出。その時の担任の先生は、学習内容の濃さによってABCの評価をつけていらっしゃいました。
息子はAが取りたいけれど、自分では何が悪くてBやCなのかわからず、先生に聞いたそうです。そしたら、もっと字を小さく書いて、隙間ももっとつめて、密度の濃い勉強をしなさいと言われたそうです。家庭学習のノートにも、赤ペンでそのことが指摘してありました。
そこで、私もアドバイスしながら、「内容の濃い学習学習」をすることを頑張って1週間ほど経ちました。
しかし、評価はずっとBのまま……。
二重丸は一応ついているのですが、誤字もそのままになっており、
「先生は、ちゃんと見てくれているのだろうか?」
という疑問がわきました。息子もだんだんと落ち込んで、やる気がなくなってきました。
そこで、連絡帳に、
「先生からの指摘を受けて、本人なりに改善するよう努めていますが、評価が変わらないので悩んでいるようです。何か他に改善するところがありましたら、本人に教えてやってもらえないでしょうか?」
と書きました。
……しかし、その連絡帳にも返事はなく、家庭学習も相変わらず二重丸とBという日が数日続きました。
これは、先生、見ていない!
と確信した私は、今度は家庭学習のページに、
「数日前に連絡帳にも書きましたとおり、息子はAをもらうためにはどうしたらいいか考え、毎日取り組んでいますが、何が悪くてBが続くのかわからなくて悩んでいます。最近はやる気も下降ぎみですので、一言声をかけていただけませんか。」
と書きました。
すると、翌日、先生から謝罪の電話がかかってきました。
「多忙できちんと見てやれていなかった。」と。
「確かに、家庭学習の内容が改善されています。」
「子どもが教師の指示に反応して頑張りを見せたら、いちばんそのことを見て反応を返してやらないといけないのに、多忙を理由にしてきちんと見てやらず、本当に申し訳ないことをしました。」
と謝ってくださいました。
息子にも学校で謝ってくださったそうで、家庭学習にAをもらえたと、喜んで帰って来ました。そして、その日の家庭学習はさらにがんばりました。
このことから、私は自分自身の経験も思い出しました。
大学時代、ある授業でレポートが課されました。私は提出期限までに、きちんと提出しました。ところが、授業の最後で、
「締め切りを過ぎてもまだ提出していない人」
として、何人かの名前に混じって私の名前も呼ばれたのです。
「えっ?」
と驚いて、すぐ教授に確認しに行きました。
「何日付けで提出しているのですが、間違いではないですか?」
と。すると、
「おかしいねえー?どうしたんだろうねえー?」
という適当な返事。
でもまあ、今言ったんだから、きちんとチェックしなおしてくれるだろうと思って、そのときは引き下がりました。
翌週、またその授業に出席すると、またしても最後に未提出者として私の名前が呼ばれたのです!
これにはもう頭に来て、
「今すぐ確認してください!2週間以上前に出しているんですから‼チェック漏れではないですか?」
と教授に訴えました。
すると、またのらりくらりと交わしながら確認し、そしたらちゃんと出ていました。明らかに教授のチェック漏れでした。それでも、謝罪はありませんでした。
やりなさいと言って出させたのなら、きちんと見るべきです。
適当なレスポンスを返されたら、やる気がなくなりますよね。
娘の小学校1年生時の担任の先生は、毎日宿題プリントを出していましたが、丸がついて返却されたのは年度末に3枚だけでした。親が丸つけまでやって提出しても検印すらない状態のプリントも混じって3枚です。
1年分の、あと200枚ほどの宿題プリントはいずこへ?3枚だけ返した意味は(笑)?
やっぱり、親でも先生でも、課した課題は、きちんと評価すべきですよね。
指示されたことを頑張ってやったのに、ろくに見ないで適当な丸をつけられていたり、提出・未提出の区別もつけられなかったり、丸つけどころか、
「お茶でもこぼして捨てたとか、無くしたとかしてるんじゃないの?」
と思わせる適当な反応では、子どもの頑張りに対して失礼です。
「きのう言ったことが今日はできているね。」
「この前よりよくなっているね。」
「がんばってるね。」
こういうレスポンスを返してやれる大人に出会えた子どもは伸びると思います。
そんな大人になりたいと思います。