そろそろ、子どもたちが通知表をもらう時期ですね。
良かったり悪かったり、上がったり下がったり、悲喜こもごもなクリスマス前、といったところでしょうか。
子どもが小さい頃は、自分の子が何ができて何ができなくても、それが
「評価」
されることはありませんでした。
でも、小学校に入って、
「よくできる」
「できる」
「もう少し」
と、いろいろな項目について
「評価」
されるようになりました。
通知表には、
「〇〇委員長」
やら
「〇〇コンクール入賞」
やら、
「〇〇大会〇位」
など、特記事項が書かれるようになります。
学校のお便りでも、誰それさんが何の賞を取りましたと褒め称えます。
中学校ではその傾向はより顕著になり、通知表は数字で表され、テストは順位がつき、部活の実績、入賞履歴などもきっちりと書かれてくるようになりました。
こうなってくると、どんなママンでも、
「自分の子はパッとしないのに、〇〇君はあれもできる、これもできる。」
「〇〇ちゃんはあの賞を取った、どこそこに留学した。」
などと、自分の子と人の子を比べるようになってしまいます。
比べてはいけないことは、みんな、よくわかっているんです。頭では。
でも、心が言うことをきかない、そんな感じではないでしょうか。
なぜわかるかって?
それは、私がそうだからです(爆!)
あるとき、私はママン友達に愚痴っていました。
「お友達の〇〇君や〇〇ちゃんは、あれこれできてすごいのに、うちの子はあれもできない、これもパッとしない。」
と。
辛抱強く聞いてくれていたママン友達でしたが、最後にこう言いました。
「ママンちゃんは、今、自分の子より、その、よくできるお友達の子ばっかり見てるよ。自分の子から目が離れてる。でも、よく見るべきは、自分の子でしょ。」
……そ、そうでした……!
……ほんとうに、そうだなあ。
私は、できる子ばっかりをじ~~~っっと見て、自分の子からは意識がそれていました。
できる子が通っているという塾に、うちの子も通わせたほうがいいか。
できる子が習っているという習い事、うちも見学に行ってみようか。
できる子に合うからといって、うちの子に合うかどうかなんてわからないのに、そんなことばかり考えていた自分に気づきました。
そして、自分の子をよ~~~く見てみると……
去年より、成績が上がってる教科がある!
なんだか前の学期より、字がうまくなってる気がする…字が汚いと私に注意されたのを、気をつけていたのかな?
なんだ、がんばってるじゃん。
なんとか賞を取らなくても、お便りに載らなくても、自分なりにがんばっていたことがあったんだね。
この子のがんばりに、たとえ誰も気づかないとしても、私だけは気づいてあげなきゃいけなかったのに……
反省しました。
と、同時に、私のママン友達を、尊敬しました!
私に気づかせてくれてありがとう、と思いました。
それ以来、私は、人の子が気になるときほど、いつもよりさらに意識して、自分の子を見るようにしています。
通知表の時期になると、改めて肝に銘じる言葉。
「人の子が気になるときほど、自分の子を見る!」
今年もこの言葉をぶつぶつとつぶやきながら(笑)、通知表をもらいに行きました。