ママンの書斎から

ミドフォーママンの考えごとなど

カリグラフィーのこと

スポンサーリンク

 月に一度、カリグラフィーを習っています。

カリグラフィーとは、西洋書道と訳される、アルファベットを美しく描くものです。

専用のペンを、インクに浸して描いていきます。

 

最近は、モダンカリグラフィーという、より自由な表現が人気のようですが、私は初心者のため、クラシックな、基本に忠実なスタイルを習っています。

 

いろいろな書体があって、私は今、イタリック体という基本的な書体を習っていますが、イタリック体をマスターしたら、重厚なゴシック体に進みます(ハリー・ポッターの図書館の蔵書にありそうな書体、と言ったらわかりますかね(笑)?)。将来的には、カッパープレート体という、流れるような美しい書体まで進めればいいなと思っています。

飾り罫の描き方なども習うんですよ(*≧∀≦*)

 

とっても美しいので、結婚式のウェルカムボードや招待状などにも、最近需要が増えているようで、独学用の本や、カリグラファーの作品がたくさん紹介されている本なども、増えてきました。

 

 

この、ヴェロニカ・ハリムさんの世界観なんて、んもう、とっても素敵なんです(*≧∀≦*)

カリグラフィー・スタイリング

カリグラフィー・スタイリング

 

 

 

日本人の有名なカリグラファーさんたちの本↓

美しいアルファベットが書ける はじめてのカリグラフィー

美しいアルファベットが書ける はじめてのカリグラフィー

 

 

カリグラフィー本格入門独習ブック (改訂版)

カリグラフィー本格入門独習ブック (改訂版)

 

 

はじめてでも美しい文字が書ける!  トラディショナル カリグラフィー入門 (COSMIC MOOK)

はじめてでも美しい文字が書ける! トラディショナル カリグラフィー入門 (COSMIC MOOK)

 

 

 

昔(グーデンベルグが活版印刷を発明する前)、ヨーロッパでは、教会で装飾写本を作っていました。カリグラファーたちが、教会の専用の部屋にずっとこもって、美しい装飾文字を手描きで描いていたのです。文字に金箔が施してあったりして、本の価値がとても高かったことがうかがえます。図書館の本には鎖がついていて、持ち出せないようになっていたそうですよ。

 

カリグラフィー&写本装飾の魅力

カリグラフィー&写本装飾の魅力

 

 

 

描く道具もいろいろあって、これは↓、私が今イタリック体を描くときに使っている、ペン軸にニブ(金属のペン先)をつけて使う「スピードボール」と呼ばれるペンです。いろんな幅のニブがあり、ニブの幅によって、線の幅や字の大きさが決まってきます。

インクもセットされていると便利〜。

インクはインクで、ハマっちゃうと底なし沼なので(インク沼、と言うらしい)、それはまた別の機会に(苦笑)。

ドクターマーチン カリグラフィー ダイカラーセット ペン

ドクターマーチン カリグラフィー ダイカラーセット ペン

 

 こんなの持ってたらテンションあがっちゃいますね↓

 

もっと手軽なのは、マーカーペンです。

これならキャップを外すだけで、すぐ描き始められます。

私はペン&インクで描くようにしていますが、道具を出すのが面倒なときは、マーカーで遊んでみたりします。

ちなみに娘も、美術部の作品に文字入れする部分があるときは、カリグラフィーを見よう見まねで描いたりしています(ちゃんとしたペン先の角度や運筆のルールがあるので、やるならちゃんと習って欲しいですが……)。

 ここ最近は、家族へのバースディカードを、マーカーでササッと描いてくれてます。

A to ZIG マーカーで書くカリグラフィー(イタリック体)

A to ZIG マーカーで書くカリグラフィー(イタリック体)

 

 

マーカーでかんたんにはじめる美しいカリグラフィーデザイン (玄光社MOOK)

マーカーでかんたんにはじめる美しいカリグラフィーデザイン (玄光社MOOK)

 

 

 

呉竹 テキスト ノート マーカー カリグラフィー ゴシック体 練習帳 ECF6-1

呉竹 テキスト ノート マーカー カリグラフィー ゴシック体 練習帳 ECF6-1

 

 

 

こんなペンもありますよ〜↓

パイロット カラーペン パラレルペン P-FP-120R-24 ペン幅2.4mm

パイロット カラーペン パラレルペン P-FP-120R-24 ペン幅2.4mm

 

 

 

万年筆にも、カリグラフィー用のニブがあるとは!

私はパイロットのプレラに、コンバーターでワインレッドのインクを入れています。

パイロット 万年筆 プレラ カリグラフィ FPRN-350R-TLBCM 透明ライトブルー

パイロット 万年筆 プレラ カリグラフィ FPRN-350R-TLBCM 透明ライトブルー

 

 

 

 

日本ではカリグラフィーというと墨と筆で書く伝統的な書道を思い浮かべますが、最近は、伝統的な日本の書道とカリグラフィー(西洋書道)を融合させた、ジャパカリというジャンルも出てきているそうです。

学生時代は日本の書道を習っていたので、ジャパカリも興味があります( ̄∀ ̄)

いつかやってみたい……。

 

 

「美しい文字が美しく並んでいる」

というのが好きなんです。飾り罫花文字も好きです。

 

黙々と描いていると、たまに修行僧のような気持ちにもなりますが(笑)、機嫌の悪い息子や、しゃべらない娘ソファから動かない夫などにイライラしたときは(苦笑)、一人で静かにカリグラしていると、ガサガサした心が静かになっていきます。

心を鎮めるだけなら、写経でもいいんじゃん?と、思わないでもないですが(笑)、カリグラは、日本の書道と違って色があるので、気持ちが明るくなるのです!

好きな色で描くことは、きっと、情緒にも良いはず(笑)。

 小さいころから塗り絵が好きでした。きれいな色がずらりとグラデーションで並んでいるのを眺めるのも好き。必然的に、絵の具や刺繍糸の色見本帳なども大好物です(笑)。

 

 

 

レッスンが月に1度しかないので上達がとても遅いのですが、忙しくて自宅での練習もまったく出来ず、月1でもレッスン日に行くだけで精一杯です(汗)。

ゆるゆるとやってます。

作品展があると負担だし、めんどくさい時もあるし、家計のためにも、辞めようかな、と思ってしまうこともしばしばなんですが……。

 

 

でも、私自身の心の安定のためと、娘の美術部に役立てるため、もう少し続けられたらいいな、と思っています。

スポンサーリンク