ママンの書斎から

アラフォーママンの考えごとや読書記録

予定を聞かないで

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先日、美容院へ行った時のこと。

 

子どもたちの新学期の生活リズムにまだ慣れなくて、ものすごく眠くて疲れていた私は、美容師さんとおしゃべりする元気もなかったので、

「今日は雑誌の日」

と決め込んで、省エネモードで座っていました。

 

いつもの美容師さんは、カットのときにやってくれて、その前のシャンプーやカラーなどは、アシスタント的な若いスタッフさんがやってくれます。

若いスタッフさんたちは、おそらく、

「お客さんとコミュニケーションを取りなさい。」

と指導されていて、会話の糸口になるようなフレーズも、いくつかマニュアルとしてあるのだと思います。私が雑誌から目を上げるタイミングを見計らって話しかけてきます。

 

 

たいていは、雑誌に目を戻せば黙ってくれるのですが、完全拒否も悪いような気がして、少しだけお話ししました。

 

でも、その中で、いくつか気になる質問をされました。

 

「今日はこのあと、どこかへ行かれるんですか?」

という質問と、

「次のお休みは、何か予定あるんですか?」

という質問です。

 

 

その日はとても疲れていたので、美容院のあとは家に直帰して、少し仮眠を取って、夕食の準備とお弁当の下ごしらえをして……と考えていました。

そこへ、髪の毛をツンツンに立てた若いスタッフさんが、

「今日はこのあと、どこかへ行かれるんですか~?」

と私に聞きました。そのとき、時間は15時。

「どこかへ行く時間は今日はもうないし、新学期の早起きに慣れなくてお弁当も大変だっていう話をしたばかりなのに、このあと私が夜まで遊んでいられる立場だと思っているのだろうか?」

と思ってしまいました(苦笑)。

 

まぁ、でも、年若い青年です。

中高生を抱えた主婦の、やることに埋もれた日常など想像つかなくても無理はないと思い、

「いいえー、ただ帰るだけですよー。」

と答えると、

「せっかくキレイにセットしたのに、もったいないですねー。」

と、言われました。

せっかくキレイにセットしたのに、ただ帰るだけ、という予定を咎められているように感じてしまいました。

 

……ごめんなさいね、キレイにセットしてもらったのに、街を歩く予定が無くて(笑)。

 

ちょっと悲しくなりましたが(苦笑)、私が疲れているから過敏に反応しているだけで、彼に悪気は無いのだろうと気を取り直して、

「カットの前にお手洗いに行きたいのですが、いいですか?」

と言うと、

「こちらです、どうぞ~。」

とトイレまで案内してくれました。

そこまではよかったのですが、なんとそのあと、

「では、お待ちしておりますね。」

と、トイレの前に立っていたのです!

 

う、嘘でしょ……。

トイレの前で待たれたくないんだけど!

 

これもマニュアルなのかしら……?

いや、でも、他のスタッフさんのときは、遠く離れたところに行って待っていて、私がトイレから出てくると、また近づいてきて席まで案内してくれていたんだけどな……。

 

 

なんだかよくわかりませんが、若いスタッフさんとの感覚の違いに、疲れが増して帰ってきました(苦笑)。

 

 

 

また、この間は、近所の、あるお店の若い青年スタッフさんに聞かれました。

 

「ゴールデン・ウイークは、どこかへ行かれるんですか?」

 

出た!予定の質問!

 

……お休みだと、どこかに行かなきゃダメですか(笑)!?

 

 

今年の春は、高校入学と、冬場の暖房費高騰を引きずっていて、いつにもまして財政難(涙)、子どもたちの部活の予定もおそらく入るだろうし、夫だって何日かは出勤のはず。

何より、疲れていて、遠出する気分ではありません。とにかく休養にあててゆっくりしたいのです。特別どこかに出掛ける予定はありません(気が向いたらフラッと近場や外食に行くことはあるかもしれない、という程度です)。

 

でも、どこへ行ってもかなりの確率で

「何か予定は?」

と聞かれるので、どこかへ行かないといけないような気になります。ノープランだとは言いにくい雰囲気がありました。

 

世の中、お休みはみんな出掛けるのかな?

出掛けないおうちも、あるんじゃないの?

 

 

若いスタッフさんたちも、本当に我が家の予定を知りたいわけではなくて(笑)、ただお客さんとコミュニケーションをとらなければならないから、しかたなく聞いているのだと思います。知らないお客さんと話すのには、聞きやすい質問なのかもしれませんね。

 

 

私も、いちいち真に受けずに、世間話として気楽に、ある意味テキトーに答えていいのだと、頭ではわかってるんですけどね。

 

「お休みにはレジャーに出掛けるものだ。」

「美容院のあとは、そのキレイにセットした髪を見せるべく、誰かと会ったり、街に繰り出したりするものだ。」

 

という固定観念を押し付けられているようで、少し抵抗がありました。

 

「家族みーんな疲れているから、家でゆっくりします!」

 

と、堂々と宣言すればいいだけのことなのに、なぜ私は

「予定が無い。」

と答えることに罪悪感を感じてしまうのでしょう(苦笑)?

 

そして、なぜ若いスタッフさんたちに、若干イラッとしてしまったりするのでしょう?

若いスタッフさんも、マニュアルどおりに接客してるのにイラつかれたら、たまりませんよね(苦笑)。

 

 

完全に自分側の問題ですね、ハイ( ̄^ ̄)

 

 

子どもたちが小さい頃は、周りの友達がどこかへ行くから、うちだけどこにも行かないのはかわいそうなのかな、と、無理してどこかへ出掛けたりしました。そのおかげでできた想い出もあるので、それはそれでよかったのだと思います。

でも今は、子どもたち自身が忙しいし、たまの休みはゆっくりしたり、友だちと出掛けたりしたい年頃になってきて、家族全員の休みを合わせてまでどこかへ出掛ける、という感じではなくなってきました。

 

……もしかして、私はそれを、寂しいと感じているのかしら?

 

だから、休みの予定を聞かれたくないのかしら?

 

疲れていて休みたいし、楽しい予定も特別無いから、聞かれたくないんだな、きっと……。

前の記事で、「自分を再生したい」なんて書いておきながら、家族の予定の無い連休が寂しいのかも、なんて……。

……我ながら、めんどくさ(苦笑)!

 

またいつか、家族旅行の予定が立ったりすることがあるのでしょうか?

……あったら嬉しいかも。

 

 

 

 

また、うちの子達も、近い将来、若いスタッフとしてお客さんに接する機会があるかもしれません。

そのときは、経験の少なさから、的はずれなコミュニケーションを取ってしまうかもしれないけれど、

「お客さんも苦笑いしながら、あなたのスタッフとしての成長を待ってくれているんだよ。」

と、伝えておきたいと思いました。

 

 

美容院でキレイにセットしてもらっても疲れや忙しさで出掛けなかったり、休みに家族の予定が無いのを寂しく思ったり、年若いスタッフを母親の目線で見守り成長を願うようになったり……。

 

 

「これはまさに、中高年そのものなのではないか!?」

と思い至って、着々と歳を取っている時分に驚愕しているところです(゜ロ゜;