ママンの書斎から

ミドフォーママンの考えごとなど

なぜ今読書にハマるのか君は

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受験生にとって、勝負の時と言われる11月が目前に迫ってきました。

 

各種模試も学校のテストも目白押し。生徒会も下旬まで引退できない。圧倒的に時間が足りないのに、いまひとつ危機感の感じられない我が息子に、母は焦っております。

 

寸暇を惜しんで勉強すべきこの時期に、なぜ君は読書にハマってしまったのか。

 

 

ただでさえ、映画の番宣でテレビに出まくるガッキーに気を取られっぱなしだというのに(笑)、テレビを消したら消したで、おもむろに教科書ではない本を開く息子……。

 

……もしかして、現実逃避……(苦笑)?

 

 

そもそも、息子は、小さい頃は図鑑系にしか興味を示さず、ストーリーを追う物語などは根気が続かなくて、なかなか読み通せなかったのです。

 

そのせいか、今も国語が苦手で、小説よりまだ説明文のほうがいい、心情を聞かれるのがいちばん嫌い、という、典型的な理系男子に成長しました(溜息)。

 

 

それが、どうしたことか、今、彼は、

『君の膵臓を食べたい』(住野よる)という本にハマっているのです。

 

君の膵臓をたべたい (双葉文庫)

君の膵臓をたべたい (双葉文庫)

 

 

流行っているのは知っていましたが、私はまだ読んだことがありません。まず娘が読んで、クラスの同級生(男子も含む)も読んで、泣ける泣けるという評判を聞いて、文庫化されたので買ってみたという流れで、朝読書に持っていって読んでいたようです。

 

そうしたら、この本は、息子にしては珍しくストーリーの先が気になるようで、昨日は車の中でも読もうとし、私に

「気持ち悪くなるからやめなさい。」

と制されても聞かず、オエオエ言いながら続きを読んでは、

「やべえ。泣きそうだから先を読むのを躊躇しちゃう……。」

などとのたまう息子。

 

 

どうした?少年?

 

 思春期ゆえのご乱心か?

 

それとも、そんなに面白い展開なの?この話……。

 

ストーリーに夢中になって、先を読み進めたいと思える本に出会えたら、そのあとは放っておいても読書が好きな人になっていくので、これは嬉しい展開のはずなのですが、いかんせん時期が悪すぎる

 

なぜ勝負の11月を目前にして、寸暇を惜しんで本を読むのか、息子よ!

 

中学生男子の一般的な生態なのか、はたまたうちの息子だけのことなのかわかりませんが、今ハマるべき対象を完全に間違えています(苦笑)

 

 

私も今読んでいる本が別にあるので(忙しくてなかなか読み終わらないのですが)、それを読み終えたら、息子が今夢中になっているこの本を読んでみようと思います。

今まで、どんな本を与えてもあまり響かなかった息子が、初めて夢中になっている本。気になるので(笑)。何が息子の心の琴線に触れたのか。それが知りたいです。

 

 

息子曰く、

  • キャラ設定が上手い
  • 描写が上手い
  • 伏線の張りかたが上手い

そうです。

 

偉そうな感想(笑)!

上から目線甚だしく、作者の方、すみません(汗)。

 

伏線の張りかたなんて、そんなことの優劣を語れるくらいなら、もっと小説の得点率、上がっても良さそうなものなのに(苦笑)。

 

 

「やっと本に興味を持ってくれた、面白さを知ってくれた、これから先も本を読む人になってくれるかも……!」

という嬉しさ・期待と、

「なんで今なんだー!本を読んで泣いてる暇があったら勉強しろー!」

という焦りが入り交じって、非常に複雑な心境です。

 

 

とは言え、中高生新聞についての過去記事でも書いていたと思いますが、夢中でページを繰っている思春期男子の後ろ姿、私は好きです(笑)。

 

www.mamannoshosai.com

 

 できれば、夢中でページをめくっているその本が、参考書であってくれれば、受験生の母としては言うことないのですけどね……。

 

子どもは親の思うようにはなりませんねえ(苦笑)。

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