ママンの書斎から

アラフォーママンの考えごとや読書記録

「全力」の先にしか無いもの

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迫り来る台風に怯えつつ、子どもたちの文化祭が無事に終わりました。

 

前々日から息子の帰りは21時となり(こんなに遅いのは今どきの中学校では普通なのでしょうか?)、倒れるのではないかとヒヤヒヤしながら当日を迎えました。無事に当日の朝送り出したときには、

「もうこれで私の仕事は済んだ。」

と思ったほど、過酷な文化祭取り組み期間でした。

 

娘も作品の出品に追いつめられていましたが、3年生の部長さんなどは連日寝ないで描きあげたらしく、やはり前々日には倒れたそうで、

「部長さんが今日学校を休んだ。」

と、娘も心配していました。

 

どうして中学校の文化祭でこんなに追いつめられるまでやらなくてはならないんだろうと思いながら、一方では、

「ここまでやったんだから、目標とするところの合唱コンクール最優秀賞に届いてほしい。」

という気持ちもあり、当日は会場に駆けつけてからも、親の私まで緊張していました。

 

 

娘の学年の合唱コンクールを聴いてから、息子の学年の合唱コンクールまでの間で美術部展とクラス展示を見て回りました。

 

1年生の合唱は、良くも悪くも1年生の初々しさに溢れた合唱でした。顔の表情も豊かに楽しそうに歌う女の子の隣で、ほぼ無表情で淡々と歌う我が娘(苦笑)。

「あなたには喜びにあふれるという感情が無いのかー!」

と心で叫びましたが、娘は心の中の内言が外に出ないタイプ。よくよく観察していると、最後の方で若干の薄ーいスマイルが認められました(笑)。わかりにくいけれど、娘なりに何かを感じ、表現しているのかな、と感じた瞬間でした。

 

 

展示作品(絵画、書写、版画、技術工作、被服製作など、なかなかの大作揃いでした)をいろいろと見て回ったあとは、3年生の合唱コンクールです。

 

各クラスとも気合いが入っていて、1、2年生とは格が違う歌声を聴かせてくれました。

過去記事でも書いたとおり、息子のクラスには合唱部の頼れる女子がいて、その子にビシバシと指導されてきた息子たち(笑)。

 

www.mamannoshosai.com

 

 

男子は高い音が多少ガナリぎみになりましたが、女子の上手さに救われ、曲中いたるところで鳥肌が立つサウンドが聴かれました。クラスを牽引してきた女の子のソロは、涙が出るほど訴えかけてくるものがありました。

 

他のクラスでも、感動的な旋律に自分達の想いが重なり感極まったのか、泣きながら歌う女子生徒がいたり、恥ずかしがったりダルそうにしたりすることとは無縁の、自信に満ちた素晴らしい指揮を披露した男子生徒がいたりで、一生懸命やってきたからこその涙や自信を、眩しく感じました。みんなキラキラしていて、羨ましかった……。

 

 

終わってみれば、娘のクラスは銅賞、息子のクラスは最優秀賞でした!

 

3年生の最優秀賞のクラスは、来月また中文連の何かで歌う機会を与えられるそうで、また練習の日々が続くのか(苦笑)とも思いましたが、ここまで来たら、思い出が1つ増えると思ってやり抜くしかないですね(本当は受験勉強、とても焦っていますが、文化祭前よりは早く帰れると思うので、勉強もしつつ……)。

 

合唱の結果発表まで会場に居ることができなかったのですが、息子たちのクラスが最優秀賞と発表されたときには、女子たちから

「キャーッ!」

と歓声が上がったそうです。男子たちも

「ウォー!」

と吠えていたとか(笑)。

 

いいなあ。

青春だなあ。

キラキラだなあ。

 

私はもう、とうの昔に過ぎてきてしまった、ひたむきでキラキラした若い日々を、今、子どもたちが全力で生きている。感慨深いものがあります。

 

今回、全力で頑張る中学生たちを見ていて、

この子たちは、「

「全力」の先にしか無い景色を見たんだなと、思いました。

少しでも手を抜いたら、絶対に辿り着くことのできない景色を見たのだ、と。

 

こういうことは、中学・高校・大学の部活で私自身も経験したのですが、年とともに忘れてしまっていた感動です。

 

全力を出しきった先にしか無いもの。

 

それを子どもたちに見させることが、学校の役割の1つなのかもしれません。

 

行事に真剣に取り組むことは、己と向き合い、友人の凄いところに触れリスペクトし合い、心を合わせてともに目標を目指す経験になります。

大人になると、倒れるほど合唱に取り組むなんてことはまずできなくなるので、今しか出来ない良い経験をしているな、と思います。

 

その現場に立ち会うことができる親という仕事の醍醐味を、私も今日は味わいました。

 

 

……でもやっぱり、もう少し早く、全部終わりましょうよ(苦笑)!

 

今度は受験で全力を出し、「全力」の先にしかない「合格」の感動を味わいたいのです(笑)!

 

 

その感動を思い描きつつ、またひとつひとつ乗り越える日々が始まります。