ママンの書斎から

ミドフォーママンの考えごとなど

高校入試分析会

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とある塾主催の、高校入試分析会に参加してみました。

 

このあたりのトップ高校に入るお子さんの多くが通っているという塾の分析会です。

 

近年の公立高校入試の傾向分析と、その対策を塾ではどういうスケジュールでやっていくか、という説明でした。

 

やはり、よく分析されていて、ここ最近の公立高校入試問題について、英語のリスニングや長文が何問で何点分出た、数学の記述が何問で何点分、国語の記述が何問で何点分と、配点まで細かくデータがありました(理科社会についてももちろん)。

そして、トップ高とセカンド高の合格者平均点と正答率が、問題ごとに数字で示され、

その数字に近づけていくための対策が、具体的に提示されていました。

 

自分でも受験情報は結構調べていると思っていたのですが、知らなかった情報がたくさん提示されていたので、

「うわー、この情報量にはやっぱりママン塾では太刀打ち出来ない!」

と思いました。

塾に行っている子や親は、こういう情報を持っていて、難問の見極めや時間配分にいたるまで、手取り足取りのトレーニングを積んでくるんだ!というカルチャーショックを受けたというか(今更ですが)。

 

進研ゼミの都道府県別の情報分析も素晴らしいと思いますが、地域の塾が持つ地域独自の細かいデータにはかなわないと感じました。

 

公立高校入試は県大会、大学入試は全国大会と言いますが、塾には、県大会に特化した情報が網羅されているんですよね。そして、いずれは全国大会での勝負になるということを念頭に置いて、高校入学後の学習にもつながっていくような学びをしているらしいです。

 

 

具体的には、中3の範囲は、遅くとも秋までには先取りで終わっておかないと演習の時間が足りないということはわかっていたのですが、その塾では秋以降はとにかく演習演習だそうです。その演習量・内容がまたすごい。

 

例えば数学では、

「やったことがあるかないかで、ひらめくかひらめかないかが決まる。」

とのことで、関数と図形を組み合わせた大問などを大量に演習するのだそうです。

 英語では長文と英作文の演習、国語では記述の添削や古典を得点源にするための演習が用意されているとのこと……。

 

塾は、仕事として何十年もの実績に裏打ちされたカリキュラムを組んでいますから当たり前なのですが、どんな大問も「やったことがある」とひらめくようになるまでの演習量を自宅で提示できる気がしません(笑)。他の教科も然り。

塾と同じことを家でやろうと思ったら、親も相当勉強し、情報を集めなければならないということを改めて痛感したのですが、自分も仕事をしながら、そして家事育児をしながら、塾と同じことをするのは……少なくとも私には無理があります……。

 

やっぱり、「餅は餅屋」なのかなあ……。

と、思ってしまいました。

ママン塾でも通信教材でも、公立トップ校合格は可能だと思います。合格するだけなら。でも、「大学入試も視野に入れての高校学習を見越した情報量と演習量という点」では、やはり塾が圧倒的なんだなと。

情報を得て、周りのレベルの高さに圧倒されたり触発されたりして、

「やる気が出ない。」

などと言っていられない状況を作る。

これだけでも(実はこれがすべてだったりする)、塾に行く意味があるんじゃないか……。

 

などと考え込んでしまいました。

 

正直なところ、ママン塾も疲れてきたし、追いつかなくなってきました。通信教材のスケジュールを管理し、やるように発破をかけるのも、反抗期相手では大変です。プロに預けてしまったほうが楽だな、という気持ちが湧いてきてしまいます。

でも、今からでも遅いくらいなのに、夏休みの手術が終わってから入塾、なんて、遅すぎやしないか?と、グズグズと悩む私……。

 

分析会から帰って来て、聞いてきたことを息子に話すと、塾に行かないと入試レベルは厳しいかもしれないと焦ったようです。でも、気持ちとしては、行きたくない……。

そして、ジワジワと不機嫌になって行きました(苦笑)。

一晩寝たら少しは前向きに考えるようになったようですが、手術などで心が折れたら、またどうなるかわかりません……。

 

 

「塾なしで頑張り抜く!」

という決断もできず、かといって、

「今すぐにでも入塾テストを受ける!」

とも言えない足かせがある(子ども自身のモチベーション、手術、経済的問題、送迎問題などなど)状態で、大変モヤモヤとしています(苦笑)。

 

このモヤモヤは、手術入院という思いがけないハプニングによって夏期講習が受けられなくなった焦りからも来てるなと、自己分析してみました(笑)。手術入院が1番のネックなんですよね。……でも体のことだから仕方がないですね。体が最優先です。

 

もともと塾に期待していたのは、「情報」と「豊富な演習量」の2点なので、手術が終わるまで(夏の間)は、通信教材で「基礎固め」と「中3重要単元の先取り」をしつつ、「塾は秋以降の演習期から利用させてもらう」というふうに割り切るしかないかなあ……。

 

そう考えると、入試分析会に行って、塾のカリキュラムとスケジュールを知ることができたことだけでも救いでした。夏は基礎固めと中3範囲終了まで、演習期は秋以降だとわかったので。塾に行きたくても行けない夏の時期は、塾のスケジュールを参考にして、今何をやるべきかを確認しながら、秋以降の演習期間に備えることに注力したいと思います。

 

とりあえずは、モヤモヤしつつも立ち止まるわけにもいかないので、通信教材など今できることで頑張りながら考えるしかありません。悩みながらも進むというか、進みながら考えるというか……。

 

 

 

とにかく、いつまでもグレーにしておくのが嫌いな私には、こういう、進みたくても進めないという状況がストレスでなりません(苦笑)。

1日も早く、

「この方法で入試まで行く!」

という、迷いのない状況に身を置きたいです。

 

 

動きたいときにパッと動けるとは限らない(思わぬ足かせが発生したりする)とわかったので、娘の受験期には、もうちょっとスムーズに動きたいですね。

 

 

 

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