ママンの書斎から

アラフォーママンの考えごとや読書記録

ドクターストップのはずが……

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息子の中学校最後の地区大会が終わりました。

 

右手首の持病悪化のためドクターストップが出ており、大会は棄権せざるを得ないということになっていました。

 

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病気が悪化する前に登録が済んでいたので、息子は団体戦と個人戦にエントリーしていました。団体戦は、チームに迷惑はかけられないので、自分以外のメンバーにがんばってもらうことで納得していましたし、個人戦も棄権の予定でした。

 

しかし、大会前夜になって、

「個人戦は自分だけのことだから、納得のいくように終わりたい。負けるとわかっていても、棄権するよりは、左手でもいいから出たい。」

と言い出しました。

 

「左手でって、そりゃ1回戦で負けるだろう。でも、薬と右手の安静の効果か、ここ数日の腫れと痛みはそれほどではない。走ったときの振動でも響いて痛いと言っていたが、ここ数日はそれも減っている。ここは、最後だし、納得のいく終わりかたをさせてやったほうが、この子のこれからにとってはいいことだろうか……。」

 

一晩悩みました。

 

そして、当日の朝、本人は個人戦には出る気満々になっており、私も覚悟を決めました。左手で出て無惨に負けるところを見たくないという気持ちと、負けても最後まで完全燃焼する姿を見届けたいという気持ちが葛藤して、なんだか涙まで出てきましたが、最終的には彼の思うとおりにやらせようと思いました。

 

会場に着いて、コーチと顧問にも相談すると、「わかりました。やらせてみましょう。でもくれぐれも無理はしないで。」

と言っていただきました。

 

 

いよいよ個人戦が始まり、息子が出てきました。アップは左手でやっている。やっぱり左手だと思うようにいかないようでした。

 

そして、試合が始まりました。

ん?

えっ!

……右でやってる(汗)!

ええっ、大丈夫なのか?!

っていうか、あいつ、ドクターストップをぶっちぎりやがった……!

コーチも唖然とした顔で見ている……。

 

いや、もしかしたら、途中で左に変えるつもりで、今だけちょっと右でやってみているのかも……。それとも、夢中になりすぎて、体に染み付いた右が出てしまってるのか?

 

などと周りがアワアワしているうちに、なんとそのまま右手で1回戦を勝ってしまいました。

 

 

試合後、保護者は選手に近づけなかったのですが、コーチが息子と何か話をしていて、私がいるところまで来てくださいました。

「右でやりだしたのは想定外でしたが、いまのところ痛みがないので、このままやりたいと言ってます。続けさせてもいいですか?」

と、おっしゃいます。

次の相手は、今まで何度か対戦しているけど、勝ったことのない強い選手。

「あ、もうこれは次で終わるな。じゃあもう、好きにやらせよう。」

と思い、コーチに

「宜しくお願いします。」

と言いました。

 

2回戦め、何がどうしたのか接戦となり、試合が長引きました。いつ右手を押さえてうずくまってもおかしくない、と、ヒヤヒヤしながら観ていました。

 

……そしたらなんと、何故か2回戦も勝ってしまいました。

「どうして?何で今日に限って勝てたんだろう?」

嬉しいのか困っているのかよくわからない心情になりながら、息つく暇もなく5位決定戦へ。

 

県大会へは5位までが行けることになっていました。県大会出場枠に絡むなんて、個人戦では初めての息子です。しかも相手は同じチームメイト。

「えー、嫌だー!」

と思いましたが、なんだかすごく楽しそうに試合をしている息子。押されているのに、本当に楽しそうで、とてものびのびしていました。

結果は負けで、県大会へは行けずベスト8でしたが、本人は実にすがすがしい笑顔

勝手にドクターストップをぶっちぎったことには腹を立てていましたが、

「ああ、納得のいく終わりかたができたんだな。」

と思ったら、泣けて泣けて……。

 

病気で棄権する予定だった最後の大会で、自己ベストを更新したのですから、神様がくれたごほうびとしか思えませんが、神様にも、試合中おとなしくしていてくれた病気にも、感謝したい気持ちになりました。

 

団体戦も県大会出場を決め、善戦した息子たち。1ヶ月後の県大会で引退ということになりました。

 

もし個人戦で県代表になっていたとしても、あと1ヶ月右手で練習できるかわからないし、サウスポーに作り替えるには1ヶ月は短すぎます。やっぱり、ベスト8がベスト?な結果だったのではないかと思います。

 

いちかばちか右手でやってみたら、4試合分は右手が持った、ということで、県大会では団体戦に俄然出たくなってきた息子。次の診察日に、このまま投薬と安静で痛みと腫れをコントロールできるなら、最後の県大会に出てもいいかと、ドクターに聞いてみると言っています。ドクターストップを押しきって出るというのは、やっぱり気がひけるから、と(思いっきりぶっちぎっておいて今更何を言う(怒))!

でも、気持ちはわかるよ。ドクターにもいいと言ってもらった上で、スッキリとした気持ちで最後の試合に出たいもんね。

 

体のためには、やめておいたほうがいい。

でも、心のためには、頑張り抜いたほうがいい。

 

あと1ヶ月、この葛藤が続くのかと思うとゲンナリします(苦笑)。

息子も完全に気持ちが部活にのみ向いていて、勉強は身が入らないモードです。県大会の前に、期末テストを乗り越えないといけないんですけどね(汗)。

 

でも、完全燃焼したほうが、受験への切り替えもスムーズに行くような気もしています。

 

はあ。

 

とりあえず、ドクターには呆れられると思いますが、次の診察日に、県大会出場の許可をもらえるか、聞いてみたいと思います。

 

あー、それにしても疲れた。

今日は廃人ママンです(笑)。