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男の子の成長には冒険が必要か?『自転車冒険記 ~12歳の助走~』(竹内真)

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今日は、前の記事の怒りモードを平常心モードにシフトすべく、libraryカテゴリーで行こうと思います。

 

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『自転車冒険記  ~12歳の助走~』という本があります。

 

自転車冒険記---12歳の助走

自転車冒険記---12歳の助走

 

  

男の子には、冒険が必要なのかな、と思わせられる本です。

母親から見る男の子には、遺伝子レベルで理解できない行動が多く(笑)、私も、悩みながら育てている一人です。

 

男の子の成長には、父親のほかに、斜めの関係の大人の男性(たとえば近所のお兄さんや、スポーツのコーチなど)が必要だということを聞いたことがあります。

その他に、11歳~12歳くらいの少年期というような時期に、大人を抜きにしたちょっとした遠出などの冒険が必要らしいですね。

 

この本は、小学校6年生の北斗(ほくと)が、野宿しながら自転車で旅をするというお話です。

計画を立て、家族に話してみますが、危険だと反対するお母さんと対立する場面があります。

 

あんたが気を付けたからってどうなるもんでもないでしょう。何かあったら親を頼ることになるんでしょ。結局は誰かに面倒を見てもらうなんて、そんなのは冒険でも何でもなくて、ただ子どもが甘えて勝手してるだけなの!

 

と、強い口調で言い立てるお母さん。

(わかりますわかります、心配ですもんね。危険のほかにも、人様にご迷惑をかけるかもしれない、という側面も教えなければなりませんよね。)

 

でも、北斗くんも涙をこらえて頑張ります。

 

「そんなこと言ってたら、何もできないじゃないか!」

 

「僕は……何かしたいんだよ。あれはダメこれはダメって言われて何もしなかったら、何も変わらないじゃないか!」

 

そして、それを受けたのはお父さんでした。

「北斗は   変わりたいんだな?」

そして、強くうなずく北斗。

「うん」

「変わってみたい」

 

このあと、結局、お母さんも折れて、自転車旅行へ出掛けることになります。

どのように旅行したかは、ぜひ読んでみてください。男の子をお持ちのお母さんには、子どもを冒険させるときのノウハウ(気を付けること、事前の根回しなど)として、参考になるところがあるかもしれません。

 

 

私は男の子の母親としては、冒険させるのが怖くてなかなかできない方だと思います。周囲には、かなり小さい頃から自転車でかなり遠くまで行かせたりしてるご家庭もありますが、自転車は、事故を起こすと本人のケガも心配ですが、相手の方にケガをさせたりしてしまうと、損害賠償も大変な額になるということもあり、二つ返事でOKできるかと言うと、私はできないと思います。

 

息子は夏場は自転車通学です。

あの、米俵のような重さ(あまりの重さに、体重計に乗せてみたら、10キロ超えていました)のザックを背負い、これまた重くてパンパンなサブバックを前かごに入れて、ガードレールのない国道と坂道を毎日通うのは、本当に危険だと思います。もし、車道がわに転んだら……と考えるだけで背筋が寒くなります。

実際、息子の通う中学校では、毎年必ず事故に会う生徒がいるようです。

保険には入りますが、事故に遭わないかという心配はぬぐい切れません。

 

通学だけでも気が気じゃないのに、北斗くんのように、野宿しながら自転車で旅をするなんて言われたら、

 

「ダメダメダメダメ、ダメ~‼」

 

と言ってしまう自信があります(笑)。

 

でも、ここで、勇気を出して、

「よし、行ってこい、やってみろ!」

と言える大人がいれば、やりとげたとき、とてもたくましくなるだろうなとも思います。

 

 

親の反対をも説得できる、強い気持ちを持つこと。

そして、言ったことを最後までやり抜く力。

 

男の子の自立には、やはり必要な関門なのかもしれません。

 

 

私の場合は、自転車でなければ、旅は許可できるかもしれませんが、野宿は絶対にダメです。

 いつか強い男になるために、自分から冒険を言い出して欲しいような、欲しくないような(笑)。

 

この本には、もうひとつ、シリーズの本があります。

『自転車少年記』

『自転車少年記 ーあの風の中へ』です。

 

 

自転車少年記

自転車少年記

 

 

自転車少年記―あの風の中へ (新潮文庫)

自転車少年記―あの風の中へ (新潮文庫)

 

 

 男の子二人の自転車を軸にした、4歳から29歳までの成長物語。

 

男の子だから、女の子だから、という育て方は、あまりしたくありませんが、昇平と草太の25年もの歩みを読んでいくと、差別ではなく、事実、特徴の違いとして、男の子ならではのもの、女の子ならではのものというものが、あるんだろうなと感じます。

 

男の子も女の子もいる我が家では、自転車ひとつとっても、どういうアプローチで関わればいいか、常に試行錯誤していかなければならないなあ、と思ったのでした。