勉強のしかたって人それぞれだと思うのですが、
「自分はこのやり方でうまくいく。」
とか、
「この方法で結果が出せる。」
という、確固たる「自分のやり方」が確立するのって、いつ頃なのでしょう?
小学校から家庭学習を始めて、毎日勉強する習慣が身についていたとしても、中学生になったら、「定期テスト」があるので、小学校までの勉強のしかたのままでは、対応できなかったりしますよね。
そこがうまくいかないと、テストで結果を出すために、あれこれ試行錯誤することになると思います。
我が家でも、上の子が中学生になった時、生活の変化に対応するのが精一杯で、最初のテストがパッとしなかったので、
「結果を出すための勉強のしかたを身につけなくては!」
と、あれこれ試行錯誤してきました。
まだまだ
「結果を出すための勉強のしかたが確立した。」
とは言えませんが、この週末、子どもなりに成長したなと思うことがありました。
それは、
「勉強中、不機嫌になったときの立ち直りが早くなった。」
ということです(笑)。ものすごく初歩的ですか?すみません(汗)。
わからなかったり、間違いが続いたりすると、だんだん不機嫌になる。
これは、私にも覚えがあるので、うちの子がそうなった時も、
「うんうん、できないと自分に腹が立つんだよねー。」
と、理解できました。でも、うちの子が面倒くさかったのはそこからで、不機嫌がマックスになると、自分の部屋に立てこもって2時間くらい出てこなくなるのです(我が家はリビング学習なので、自分の部屋に立てこもるということは、その間は勉強していないということです)。
最初は、
「できない➡やりたくない➡でもやらなきゃもっとできない」
と、葛藤しているんだろうと、様子を見ていましたが、2時間もいじけ続けられると、さすがにこちらもイライラしてきます(苦笑)。
母「いいかげんに出て来て、さっきの続きをやりなさい!時間がもったいないでしょ!」
子「………………(ふてくされているだろうと思われる沈黙)…………。」
母「……2時間もふてくされてて、出来るようになんのかっっっ(怒)!」
子「……バーン!(と、乱暴にドアを開けてドスドスと出てくる。これでいいですか?!的な)」
母「なんだその態度は‼」
(この間、父と妹は、怯えて別室へ避難)
こんなことに毎回3時間くらいかけ、本当にテスト勉強の期間が苦痛でした。
でも、このごろ、ふてくされてからの立ち直りにかかる時間が、30分ほどに縮まったのです(笑)!
不機嫌になっても、部屋に立てこもることがなくなりました。
いいかげん、自分でも、時間を無駄にしていると気づき、カーッとなっても、コントロールできるようになってきたのでしょう。
成長したってそんなことか、と思われるかもしれませんが、落ち込むとなかなか切り替えられなかったうちの子にしてみたら、大きな進歩なのです。
これから受験に向けて勉強していく上で、壁にぶちあたることは何度もあるでしょう。そして、そのたびに心が折れ、立ち直るまでにかなりの時間を要するとしたら、それは大きなハンデとなります。
「壁にぶちあたることは想定内。さて、ここからどうしようか。」
と冷静に自分を分析する力が育っていなければ、受験本番が迫ってくる焦りのなかでパニックに陥ることになります。
うちの子は、ゆっくりペースではありますが、これまでの2年間の定期テストの勉強を通して、彼なりに、苦しんでも、いつまでも立ち止まったままになるのではなく、
「苦しみながらも進む力」
を育てつつあるのかな、と感じました。
「苦しくてもとりあえずやる」
あるいは、
「上手に気分転換できる」
という、受験生に必要なスキルを身につけつつある……それだけでも、毎回捨てずに定期テストに取り組んできた甲斐があったと思っています(結果の善し悪しはそのときによってさまざまではありましたが)。
「勉強を続ける気力・体力」
というのか
「やり抜く力」
というのか、言葉はいろいろでしょうが、受験期真っただ中になってから身につけようとしても、なかなか一朝一夕に身につくものではありません。その力を、ものすごく初歩的なラインからではありますが身につけつつある我が子を、ねぎらってやりたい気持ちになった週末でした。
結果がついてくれば、もっといいんですけどね(苦笑)。
でもまあ、ほっといても自分で勉強してくれる力をつけたいと思っているので、まずは第一歩かな、と思っています。
下の子はどういう道をたどっていくのか……。
上の子とはまたタイプが違うので、手探り・体当たりの日々は続きます……(苦笑)。