ママンの書斎から

アラフォーママンの考えごとや読書記録

成人式に思うこと ~『二十歳の原点』(高野悦子)~

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今日のニュースは、成人式の話題が多いですね。ディズニーランドやスカイツリーで行われる盛大なものから、小じんまりとアットホームなもの(中にはやっぱり、荒れてしまったものも……)、日本中あちこちで催された成人式のニュースに、しばし見入ってしまいました。

 

今日の私は、昨日子どもたちとバスケだの卓球だのをやったときに、左足首をちょっとひねってしまっていたらしく、若いつもりでも、自分はハタチを2周する歳なのだと思い知らされていました(昨日は感じなかった痛みが、今日になって出てきたというところに、歳を感じます)(苦笑)。

 

 

今日は、成人式だということで、高野悦子さんの日記『二十歳の原点』という本について少し書きたいと思います。

 

 

二十歳の原点 (新潮文庫)

二十歳の原点 (新潮文庫)

 

 

二十歳の原点 [新装版]

二十歳の原点 [新装版]

 

 

 

 この本は、ちきりんさんの『「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記』という本の中で紹介されていました。

 

「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記

「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記

 

 

ちきりんさんが読んで感銘を受け、自分も日記を書こうと思ったのだそうです。私も、作家さんなどの日記を読むのが好きなので、ちょっと興味を持って読んでみましたが……なかなかハードな内容でした。

 

 

うーん……賢さゆえの悩み。若さゆえの衝動もあると思いますが、追い込まれていったのには不眠症も関係していると思うし……

文豪たちに自殺が多いことにも重ねてしまいました。

多くの文豪たちのように、とても賢く真面目で、自分に厳しい方だったのでしょう。

 

なぜ彼女が自ら死を選んだのか、それは、いくら周りが考えてもわからないことです。

 

ただ、時代が違ったら、もう少しだけ生きてみようと思える何かに出会えていたら、死にたい衝動に駆られたとき、ほんの一瞬、それをやり過ごすことができていたら、と思わずにはいられません。

 

でも、彼女がこのような日記を残していたこと、そしてそれが出版され、こうして後世に読み継がれていることを思うと、彼女には、死してなお、人々に何かを訴えかける、問題を提起するという使命があったのではないかと……。

 

 

晴れ着を着て晴れやかに笑う今日の成人たちの様子と、『二十歳の原点』の高野さんの魂の叫び。

とても乖離しているように感じますが、実際には、この対極的な2つの面は、1人の人間の中に混在しているものです。若者たちは(というか、若者に限らず人は誰でも)、自分の中に、光と闇を内包しているんだと思います。

 

 

光と闇が混在しているのが人間。

清濁併せ飲むのが人生。

 

 

だから、そのときそのとき、自分の何にフォーカスしているか、ということに尽きると思うのです。「光」や「清」にフォーカスしているか、「闇」や「濁」にフォーカスしているか。

 

私も、人生これからどうなるのかと、言い知れない不安にとらわれることがありますが、日常とはありがたいもので、次から次へと押し寄せる雑務をこなすうちに不安を忘れたりしている自分が居ます。

そうやって、みんな、答えの出ない日々を生きているんじゃないかな……。

それでいいんじゃないかな……。

 

 

「闇」や「濁」にフォーカスしすぎないことが大事。

それから、悩んでいる自分を俯瞰で見るまなざしを心に持つこと。

 

私自身は、そんな風にして、どうにかこうにか毎日を生きています。

 

 

人の親になってみて、自分より若い人には特に、明るい未来が開けていてほしいと願うようになりました。

わずかでも希望をつないで生きてゆける世の中にしていくにはどうしたらいいか。

自分には何ができるのか。すぐに答えの出る問題ではないけれど、他人任せにもしておけない問題ですね。

考え込んでしまいました。

 

『二十歳の原点』には、ほかに、『二十歳の原点ノート 十四歳から十七歳の日記』

『二十歳の原点序章』があるようです。

 

 

二十歳の原点ノート [新装版] 十四歳から十七歳の日記

二十歳の原点ノート [新装版] 十四歳から十七歳の日記

 

 

 

二十歳の原点序章 [新装版]

二十歳の原点序章 [新装版]

 

 

 

 こちらも読んでみようかな、と思っています。