ママンの書斎から

アラフォーママンの考えごとや読書記録

小学生の袴の卒業式は是か非か

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最近の小学校の卒業式は、女子が袴を着用することもあるようですね。

全国的な現象かどうかはわかりませんが、少なくとも、私の住む地域では、ここ数年流行っています。

しかし、この動きには、

「小学生に袴はそぐわない」

「洋服の男子とバランスがとれない。」

「小学生の卒業式としては、あまりにも華美である。」

という、否定的な意見もあるようです。

また、卒業式の最中に着崩れたり、トイレで着崩れたりして大変だという理由で

「袴禁止」

と決める学校もあるようです。

 

娘の学校でも、保護者から

「卒業式は袴を着せてもいいのか」

という声があがっていました。

学校側は、

「特に禁止にはしないが、卒業証書授与式という厳粛な式に集中できる服装で出席してほしい。また、袴を着用していて万が一着崩れたりしても、学校では対応できないので、各家庭で考えてください。」

という回答を出しました(まあ、回答と言っても、地域ごとの、小さな保護者と先生の集まりの場で、質問をした保護者に向けて、その場にいらした先生がお答えになっただけなので、学校側としてはっきりと文書にしたとか、そういうことではありませんが)。

 

こうなると、親たちは、ざわつきますね(苦笑)。

どうやら学校側は、あまり袴を着てほしくなさそうだ(上記の回答では、こう理解できますよね?)。でも、娘は着たがっている。もしくは、自分が着せたい。学校に着崩れのフォローまで頼めないのは承知の上だが、ここは、親の良識を問われてるということか……。ざわざわざわ……。

 

袴を着せて卒業式に出るのは、確かに服より大変です。レンタルの場合は夏休みくらいから動かないと希望の柄が選べなくなるそうですし、三姉妹などで、レンタルより購入の方が安上がりだから買うとい家庭もあります。費用も準備の労力も、洋服よりかかるでしょう。当日の朝の準備も、洋服を着る場合より、はるかに早く起きて髪もセットし、着付けをして八時までに学校に行くのはとても大変です。大雪やアイスバーンの可能性もあるので、服を選択したほうが、断然楽ではあります。

 

でも、さまざまな理由から、服より袴を着せたいという意見も多いのです。

 

まず、土地柄だとは思いますが、小学校の入学式から、男子も含め全員が羽織袴を着るという伝統の残る地域もあること。このような地域在住、もしくは出身という親御さんであれば、子どもにも晴れの日には袴を着せたいと思うでしょう。

また、大学の卒業式では普通に着るのだから、小学生も着ていいのではないか。何より日本の伝統衣装である袴のほうが、某アイドルグループのような服より、はるかに卒業式にふさわしいのではないか、という考え方もあります。

何より、5年生のときに、在校生として卒業式に出席し、袴を着た卒業生を見ている子どもたち。袴姿に憧れても無理はありません。雑誌などで、袴の特集が組まれたりもするそうですから、そういう影響もあって、すでに6年生になる前から、友達同士で

「袴がいいよね☺」

などと話し合っているのです。

 

私自身はどちらでもいいと思っていましたが、考えてしまったのは、

「式に集中できる服装で」

という、学校側の文言です。学校側は、おそらく着脱に慣れている洋服のほうをすすめたいのでしょうが、娘たちは思春期の入り口に立っていて、

「友達と一緒かどうか」

が、何より気になるお年頃です。袴か服かはさほど重要ではなく、友達と同じ格好をしているかどうかのほうが、彼女たちにとっては、よほど大事なのです。自分だけ友達と違う格好をしていたら、何を着ていようと、式に集中するなんて無理な話というものです。

 

となると、

「袴か服か」という議論ではなく、

「全員で統一するか否か」

という議論になってきます。

 

私が小学校を卒業するときは、全員で中学校の制服を着ました。それも、あとで母に聞くと、

「なぜ小学校の卒業式に中学校の制服を着なければならないのか。」

という意見もあれば、

「卒業式用の服を用意してやれない家庭のことも考えてほしい。中学校の制服であれば全員用意するのだから、それがいちばん公平だ。」

という意見もあり、それなりに、親たちはざわついていたようです。

 

娘の性格を思えば、「みんなと違っていても、自分の好きな格好をしていれば満足。」というタイプではなく、「できれば浮きたくない。みんなと同じ格好のほうが落ち着く。」というタイプです。

 

さんざん悩みましたが、結局、仲の良いお友だちにリサーチしてみたところ、袴を着るという子が多かったので、娘も袴を着ることにしました。

 

学校に統一してもらったほうが楽だけれど、学校としても、ほんとうにさまざまな考え方の家庭があるため、どう統一しても、クレームは避けられないのでしょう。だから、「各家庭で考えて」になるのでしょうね。

 

そんなに悩むほどの問題ではないような気もしますが、なかなかどうして、難しい問題です(苦笑)。